【松重見聞録】タイ出張編(第1回)9年ぶりのタイで見つけた、国境を越える「土鍋ごはん」の力
こんにちは、華月の藤井幹子です。
先日、9年ぶりにタイ・バンコクへ行ってきました!
かつて東京で八重洲OLをしていた2017年以来のタイ。
日本は真冬ですが、現地は冬でも気温30度!冷え性の私にとって、温かい空気はそれだけでご褒美のようでした。
今回の目的は、「ジャパンセレクション」という体験型見本市への出展です。
そこで、私の胸を熱くさせる素晴らしい出会いがありました。
飛行機で運んでまで食べたかった「土鍋ごはん」

当日、一番最初に来てくださったのはタイ在住の日本人女性でした。
なんと昨年12月末に、その方は松重見聞録の動画を見てくださり、すでに私たちの土鍋「INAHO(3合サイズ)」を日本で購入し、タイまで手荷物で運んでくださっていたんです。
そして、今回は、「INAHO(1合サイズ)」も欲しいと思い来てくださりました。
| 「割れないように、大切に大切に持ってきました。毎日これでごはんを炊いているんですよ」 |
その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。
今はボタン一つで炊ける高性能な「炊飯器」がいくらでもあります。
でも、その方はわざわざ重くて割れるリスクのある「土鍋」を、海を越えて持ち込んでくださった。
それはきっと、単に「お米を炊く」という作業ではなく、土鍋ごはんでしか味わえない、あのふっくらとした甘みや、暮らしの温度を大切にしたいと思ってくださったからではないでしょうか。
タイの「こしひかり」を、日本の土鍋で

そのお客様は、タイ産のジャポニカ米(こしひかり)を炊かれているとのこと。
異国の地でも、日本の道具を使って、日本の味を家庭で楽しむ。
その「安心感」の真ん中に、私たちの土鍋があることが、何より嬉しく誇らしかったです。
「炊飯器」派の人にこそ知ってほしい、道具の力

タイのキッチン事情は日本とは違います。
それでも「この土鍋でなければ」と選んでいただける。
「一生モノの道具」をつくる責任を、改めて肌で感じた瞬間でした。
「土鍋ごはんって難しそう……」 そう思っている方にこそ、タイで再確認したこの「暮らしの豊かさ」をお伝えしたい。
道具一つで、日常の景色はガラリと変わります。
次回は、今回ご一緒させていただいた俳優の松重豊さんとの、忘れられないやり取りについて書きたいと思います。