【松重見聞録】タイ出張編(第3回)もう逃げない。陶器屋であることを誇りに、伝え続ける。
こんにちは、華月の藤井幹子です。
タイ出張記、ついに最終回。
今日は、私の心の中に起きた一番大きな変化についてお話しさせてください。
>前回の記事「【松重見聞録】タイ出張編(第2回)松重豊さんに教わった「一生のお客様」という重み」はこちら
今回のブースでご一緒したのは、日本を代表する、ものづくりへの熱量が凄まじい3社の皆さんでした。
・日本の肌着を追求するアズ(ステテコドットコム)さん(Instagram)
・手作り革鞄の代名詞HERZ(ヘルツ)さん(Instagram)
皆さんの製品愛は、もはや「仕事」という枠を完全に超えていました。
人生を丸ごとものづくりに捧げ、キラキラとした目で自社製品の素晴らしさを語る姿。
それを見て、私はハッと気づかされたんです。
「覚悟を決めた」つもりで、逃げていた自分

「私、どこかでまだ、陶器屋であることを恥ずかしいと思っていたんだな……」
伝統工芸、土鍋屋。
どこか古臭くて、地味な仕事。
自分自身でそう決めつけて、本当に伝えなければならない「良さ」から、無意識に逃げていたことに気づきました。
でも、隣で圧倒的な熱量を放つ仲間たちの背中を見て、「なんて格好いい仕事なんだろう」と心から思えたんです。
「大好き」だから、マニアックに伝える

タイで出会ったお客様の笑顔。松重豊さんの「一生のお客様」という言葉。そして仲間たちの熱い背中。それらが私に教えてくれました。
「華月の土鍋が、この土が、この現場が、そして何より良いものを作ってくれる職人さん、誇らしい!!!」
何も恥ずかしがることはない。誇らしいではないか!と。思えました。本当にこの出会いに感謝しております。
大好きだからこそ、胸を張って伝えたいと思います。
どの土を選び、なぜこの原料が良いのか。
「なまあわせ」と「絵の具」の違いは何なのか。
たとえ専門的でマニアックな内容だとしても、その「熱量」こそが、使ってくださる方の安心と信頼に繋がるのだと確信しました。
世界は狭い!「イッツアスモールワールド」な縁

そしてタイでは、驚くようなご縁もたくさんありました。
ジャパンセレクションの司会者さん、デパートのバイヤーさん、さらには同じバスに乗ったご家族まで……。SNSを通じて共通の友人がいることが分かったり。
まさにイッツアスモールワールド!!!!!
この繋がりを大切に、これからはもっと「華月」の裏側を、飾らない私の言葉で発信していきます。
9年ぶりのタイは、私に「誇り」という、何にも代えがたい最高のお土産をくれました。 これからも、一生寄り添える土鍋を届けていきます。